受付時間:平日9:00-17:00

電話番号
03-3541-1033
FAX
03-3541-0373

お問い合わせ

FAQFrequently Asked Questions

蓄光製品全般に関する質問

  • Q: 蓄光材とは何ですか?

    太陽光や蛍光灯・LEDライトなどの紫外線を吸収し、蓄えたエネルギーを放出する際に発光する材料です。 光源が断たれた後にも一定時間発光し続けるため、暗所で視認することが可能です。 (発光色は、ブルーとグリーンの2色。)

    古くは、時計の文字盤や計器盤等、夜間の視認を可能にするものとして夜光と呼ばれた経緯があります。 暗所での視認性は時間経過とともに徐々に低下しますが、励起すると再び光り出す性質を持ちますので、 紫外線の吸収・蓄積・発光のサイクルを半永久的に繰り返します。 電源や配線が不要で、ランニングコストやメンテナンス費用がかからないことから、暗所における目印と して有効です。

    蓄光・蛍光・反射の性質と用途の違い

    蓄光 性質 蓄えた光エネルギーを放出し自発光するため、暗闇で光って見える。
    特性

    強力な発光では無く、視認性は時間の経過とともに低下していくが、一定時間の視認が可能なため、目印として有効である。

    蛍光 性質

    光に反応することで、明かりのある場所で鮮やかに見える。

    特性

    暗闇での視認性は無いが、鮮やかな色彩で良く目立つため、日中や照明のある環境で明示に有効である。

    反射 性質

    受けた光を反射するため、暗闇でも光源側から明るく輝いて見える。

    特性

    暗闇での視認には光源が必要であるが、光を受けることで遠方からでも目立つため、ライトを使用する環境での視認性が良好である。

  • Q: 人体や環境に有害ではないですか?

    かつて主流の蓄光顔料は、自発光物質(光を当てなくても自ら発光する物質)が使用されていましたが、 発光の際に放射線を発することから、現在は世界中で使用禁止となっています。 弊社の製品は、放射性物質などの有害物質を含まない「アルミン酸ストロンチウム(SrAl2O)」(※)を使用 していますので、人体や環境に悪影響はありません。安心してご使用ください。

    (※)アルミン酸ストロンチウムとは?

    硫化亜鉛酸系が持つ問題点を解消するために開発された原料。 高い輝度を有し、暗闇で8時間以上の持続性を持つ。耐候性にも優れているため、屋外での使用が可能です。 ただし、長時間水に触れると光らなくなります。

  • Q: 発光色は2色しかないのですか?

    天然由来の発光色はブルーとグリーンです。
    染料を混ぜ合わせることで、赤やオレンジなどにもできますが、輝度が低下するため、弊社では取り扱いをしていません。

  • Q: 紫外線で機能を失いませんか?

    蓄光顔料は無機質であり、紫外線等による劣化は無く、半永久の物質です。
    弊社製品は、JIS Z9096に規定される促進耐候性試験を行っておりますが、試験後の輝度測定において輝度の低下は見られませんでした。

    製品化に際しましては、蓄光材以外の有機的な材料の耐候性に影響を受けます。
  • Q: 輝度とは何ですか? 蓄光と言ってもどれくらい光って見えるのですか?

    明るさには4つの単位(全光束・照度・光度・輝度)がありますが、蓄光製品の明るさは「輝度」、製品を照らす光の強さは「照度」で表されます。

    • 輝度:光源が「どれだけ明るく見えるか」を表す値。

      測定面から放射されている光の量のことです。[ミリカンデラ(mcd/㎡)]

    • 照度:光源によって照らされている面の明るさ。

      測定面に照射されている光の量のことです。[ルクス(lx)]

    輝度と人間の視認感覚の目安

    輝度

    (単位:mcd/㎡)

    暗闇での明るさの感覚 認識可 認識可不可
    200以上 文字が読める程度 -

    -

    5以上 何とか文字が読める 10人

    0人

    3以下 蓄光部が確認できる 10人

    0人

    2以下 何とか蓄光部が確認できる 10人

    0人

    1以下 ほとんど確認できない 3人

    7人

    0.3 人間の目が視認できる限界(※) -

    -

    ※DIN67510:ドイツ工業規格(長残光性顔料と製品)

    「明るさ」や「暗さ」は感覚の話で個人差がありますが、現実的に、真っ暗闇で目視確認できるのは約3mcd/㎡以上と考えます。

    環境別照度目安(JIS Z9110より一部抜粋)

    場所 照度(単位:lx)
    晴天/昼/太陽光 100,000
    曇天/昼/太陽光 32,000
    雨天/昼/太陽光 15,000
    日出入時 300
    ロウソク(距離10cm)※1 200
    ロウソク(距離30cm)※1 15
    高さ5mの街灯下(蛍光灯1本)※2 10
    満月の月明かり 0.24
    月のない星明かり※3 0.001
    スタジアム 3,000
    コンビニ 1,500
    テレビ放送のスタジオ 1,000
    勉強する時の机の明るさ 500-750
    事務所(蛍光灯証明) 400-500
    屋内非常階段・倉庫・居間 30-75
    寝室 10-30
    映画館休憩中 10-20
    映画館上映中の客席 1-2

    ※1 直径20mm、芯径2.2mm、炎のサイズ短径15mm、長径30mm
    ※2 大人の顔の高さ。(1m高さでは8ルクス、地面では5ルクス)
    ※3 直径20mm、芯径2mm程度のロウソクから3~4mくらいの距離と同等

    lxとcdの相対的な明るさの比較はできませんが、計算としては、 1,000mcd(1カンデラ)の光源から1m先を照らす 明るさが1ルクス(照度=光度(cd)/距離の2乗)になります。

  • Q: 蓄光するためにはどれくらいの時間が必要ですか?何時間ぐらい光るのですか?

    弊社の屋外対応製品は、JIS Z9097並びにJIS Z9098に規定される「りん光輝度試験(※1)」を行い、試験後の輝度測定 において12時間後も視認できる結果を得ております。
    また、屋内対応製品は、JIS Z9096に規定される「りん光輝度試験(※2)」を行い、試験後の輝度測定において12時間後も視認できる結果を得ております。

    (※1)屋外対応製品のりん光輝度試験とは?
    キセノンランプを用い、紫外線強度400μW/㎠で60分間照射し、照射を止めた後、20分、60分、120分及び720分後のりん光輝度試験を行うもの。
    720分後のりん光輝度により、下図のように等級が区分される。

    区分 励起停止後、720分後のりん光輝度
    Ⅰ類 3 mcd/㎡以上10 mcd/㎡未満
    Ⅱ類 10 mcd/㎡以上

     

    (※2)屋内対応製品のりん光輝度試験とは?
    常用光源蛍光ランプD65を用い、試験見本の表面に平均200lxの照明を20分間照射し、照射を止めた後、2分、10分、20分、
    30分及び60分後のりん光輝度試験を行うもの。
    各経過時間により、下図のように等級が区分される。

    副分類 最低りん光輝度(単位mcd/㎡)
    2分後 10分後 20分後 30分後 60分後
    JA 210 50 24 15 7
    JB 440 105 50 31 15
    JC 880 210 100 62 30
    JD 1760 420 200 124 60

     

  • Q: 発光するためにはどれくらいの光エネルギーが必要ですか?

    実際の設置においては、光エネルギーの吸収に際しては、光源から照射される紫外線の波長が重要です。 一般的に、下図の200~400nmが紫外線の波長域として認識されています。

    Mario network」より引用

    蓄光材は、Excitation(励起)の範囲の波長を吸収します。
    下図のように、紫外線の波長域(200~400nm)が過半数を占めているため、
    「蓄光材は紫外線を吸収して光る」と認識されています。

    しかしながら、実際は、400~480nmの範囲でも光を吸収しており、紫外線でしか励起しないというのは誤解です。
    蛍光灯とLED電球の波長の違いは下図のとおりですが、LED光源においても光エネルギーを吸収していることが分かります。

    楽しく学べる知恵袋」より引用

    ただし、LED光源でも、緑色LEDや赤色LEDなど、400~480nmの範囲から外れた波長のLEDを蓄光材は苦手にしています。
    なお、屋外の場合は、太陽光が光源ですので、光エネルギーを吸収する条件が整っています。
    (太陽光は300~3,000nmの広い波長範囲を持ち、中でも特に400~700nmの強度が強くなっています。)

  • Q: 塩水による変化はありますか?

    塩水噴霧試験を行い変化は見られませんでした。

  • Q: 気温による変化はありますか?

    低温では励起に必要な時間が長くなり、低輝度で残光が長くなります。
    反対に温度が高くなると短時間で輝度が高くなりますが残光時間は短く なります。

高輝度蓄光式避難誘導標識に関する質問

高輝度蓄光塗料に関する質問

  • Q: 塗料の長期保存は可能ですか?

    顔料の比重が大きいため沈殿しやすく、また、固まりやすいので保存には適していません。
    未開封の状態で6カ月。 開封後は、空気が入らないよう密閉し、25℃以下の場所に保管した状態で3か月以内には使い切って下さい。

    (季節によって多少の変動があります。)
    そのため、全ての塗料は受注生産とさせて頂いております。(納期:ご注文確定後、約3週間)
  • Q: 塗料の希釈は可能ですか?

    製造の過程において、分散液や界面活性剤などを添加し、非常にデリケートな組成に仕上げておりますので、水や溶媒を加えて薄めることはできません。

  • Q: 塗装に特殊な技術は必要ですか?

    普段、塗料を扱っている方ならば簡単にご使用いただけますが、一般の塗料に比べて粘土が低く、塗りムラが起きやすいのでご注意ください。
    なお、塗装の際は、刷毛もしくはローラーをご使用ください。エアーガンを使用した場合、ノズル故障の原因となります。
    作業に不安な場合は専門業者をご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。

  • Q: 保証期間はどれくらいですか?

    塗料としての保証はございません。
    また、耐用年数としましても、ご使用の用途や環境の良し悪しによって大きな差が生じますので、ケースバイケースとなります。

    (促進暴露試験2,000時間(10年相当)で変化無し。)
  • Q: サンプルが欲しいのですが。

    有償にてサンプルをご提供させていただいております。
    弊社としましては、サンプルと雖も効果をご確認いただくためには、まとまった数量のご提供が必要だと考えております。

    何処(何)に、どのような目的でテストされるかをお知らせいただければ、最適な数量をご提案いたします。