お知らせ2018.07.17
佐渡海上保安署に高輝度蓄光式避難ビル標識が採用されました。
2018年7月17日、佐渡市両津地区の佐渡海上保安署新庁舎が移転・新築されました。
旧庁舎の老朽化に伴い建設されたもので、4つの重点項目の中に「災害応急対策施設として所要性能が確保された施設」と「津波避難機能、周辺環境への調和等を考慮した施設」がうたわれています。
佐渡島の主要港である両津港は、大型カーフェリーが就航する島民生活及び観光にとって重要な港となっていることから両津港が一望できる建物で、海面から屋上の床までは約14メートルもあり、両津港で想定される最大高さ4.9メートルの津波に十分耐えられる設計とになっています。
保安署と佐渡市は、この施設を津波避難ビルとして指定する協定を締結し、屋上は災害時に周辺住民ら約200人が外階段を上がって避難できるスペースを確保しています。
また、万一の際を想定し、防災拠点機能(太陽光発電パネルや非常用発電室)も強化されています。
市所有の建物以外で、津波避難ビルに指定されるのは初めて。
夜間・停電状態であっても、住民の方がスムーズに避難ビルまで避難する手助けになるように、建物の上部壁面に津波避難ビルの1,200㎜角のピクトサインを、施設への入り口には900角と410角の津波避難ビルのピクトサインを設置しました。