蓄光式避難誘導製品の納入実績
高知県黒潮町
高知県黒潮町への蓄光式避難誘導標識の設置概要
高知県黒潮町は、「南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域」に指定されており、高台への避難道や避難タワーの整備を積極的に進めています。
想定される津波の高さが最大で34Mになることから、地震による津波が発生した時でも昼夜を問わず人命の保護が最大限に図れるよう、蓄光式避難誘導標識の設置を行ったものです。
町内899ヵ所で計画していた津波避難のための誘導標識計1,057枚の内、500ヵ所以上について、弊社が提供する蓄光式避難誘導標識(焼付けタイプ)が正式採用されました。
焼付けタイプの蓄光式避難誘導標識は、屋外での長期間使用を目的に開発した、極めて耐水性に優れた蓄光顔料を使用していることから、10年相当の屋外耐候性を有しています。
また、サイクル腐食(塩水噴霧/乾燥/湿潤に準ずる)試験(1,200時間)の結果において、目立った変化が見られないため、塩害が懸念される沿岸部での使用に適します。
高知県黒潮町へ納入した蓄光式避難誘導標識デザインについて
蓄光式避難誘導標識のデザインにあたっては、2016年3月に公表された災害種別の図記号を採用。また、やなせたかしさんがデザインした防災キャラクターも登場しています。
視認性試験で全面が発光する蓄光式誘導標識が推奨されていることから、文字のみや部分発光にせず、一目で分かるように工夫されています。
暗闇での発光能力は、JIS Z9097並びにJIS Z9098に記載される最高位の基準であるⅡ類(12時間後の輝度が10mcd/㎡以上)をクリア(※)。夜間でも避難場所までの経路が一目で分かります。
(※)12時間後の発光能力(りん光輝度)は、一般財団法人 日本塗料検査協会において測定した結果であり、保証値ではありません。
高知新聞の掲載記事はこちら。
2019年2月19日(天候は小雨)日没後の画像を撮影し掲載しましたので、ご覧ください。
周辺部に明かりが無い設置場所で発光状況を確認しています。
設置から約1年が経過しましたが、劣化の様子は無く標識表面の汚れもほとんど無い状態で、発光は良好でした。
四国地方の事例一覧
・愛媛県鬼北町
・高知県香南市