避難誘導システムと関連する法制度について
法改正の流れ
2016年3月 | JIS Z9098 「災害種別避難誘導システム」制定 災害種別図記号の明確化、及び表示方法を定義。 |
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2014年9月 | JIS Z9097 「津波避難誘導システム」制定 津波標識設置基準の明確化、及び蓄光による暗闇対策を定義。 |
2012年12月 | JIS Z9096 「床面に設置する蓄光式の安全標識及び誘導ライン」制定 JIS Z9107及びJIS Z9095・JIS Z9097に規定されている蓄光製品の性能基準及び 試験方法を定義。 |
2011年1月 | JIS Z9095 「安全標識-避難誘導システム(SWGS)-蓄光式」制定 不特定多数の人が出入りする建物や施設が停電になった時の避難経路設置の義務付け。 |
2010年4月 | 消防法施行規則改正(消防予第177号) 改正後の消防法施行規則に関する蓄光式誘導標識等に係る運用指針を明確化。 |
2009年9月 | 消防法施行規則改正(消防予第408号) 平成21年消防庁告示第21号並びに平成21年総務省令第93号により、高輝度蓄光 式誘導標識の設置基準を明確化。 |
JIS規格
消防法施⾏規則改正
消防法施輝度別蓄光式誘導標識の区分表規則改正
蓄光式誘導標識は、輝度により区分されますが、準拠する消防法やIS規格によって表記が異なります。
20分後の 輝度 (mcd/㎡) |
60分後の 輝度 (mcd/㎡) |
720分後の 輝度 (mcd/㎡) |
消防法 | JIS規格 (9107・9095) |
JIS規格 (9097・9098) |
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励起 条件 |
200lx 20分照射 |
100lx 20分照射 |
50lx 20分照射 |
励起 条件 |
200lx 20分照射 |
励起 条件 |
400μW/㎠ 60分照射 |
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250 | 75 | 高輝度 蓄光式 誘導標識 |
S200 | - | - | 蓄光 安全 標識 |
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200 | 60 | A200 | S100 | - | - | |||||
150 | 45 | B200 | A100 | - | JD | |||||
128 | 38 | - | - | S50 | - | |||||
100 | 30 | C200 | B200 | A50 | JC | |||||
50 | 15 | 中輝度 蓄光式 |
* | - | - | JB | ||||
24 | 7 | * | - | - | JA | |||||
10以上 | 蓄光式 標識 |
Ⅱ類 | ||||||||
3以上 | Ⅰ類 |
※1 高輝度蓄光式誘導標識は、㈶日本消防安全センターにおいて認定基準が定められ、
標識として種類・区分が明確になっています。
※2 蓄光式安全標識は、JIS Z9107:2008及びJIS Z9095:2011(日本工業規格)の名称です。
設置時に公式検査機関の性能試験データを管轄の消防署に提出する義務(設置申請書に添付)があります。
※3 蓄光式標識は、津波避難誘導標識(JIS Z 9097:2014)及び蓄光式災害種別避難誘導標識(JISZ9098:2016)に
規定される標識を示します。