蓄光式避難誘導製品の納入実績

東京都神津島村

◆東京都神津島村への蓄光式避難誘導標識の設置概要

2022年5月、東京都は10年ぶりとなる首都直下地震などの被害想定の見直しで、南海トラフの巨大地震によって東京の島しょ部で想定される主に津波による被害を明らかにしました。
被害想定が出されたのは、東京都の伊豆諸島と小笠原諸島の11の島。
神津島では南海トラフ巨大地震が発生した場合、およそ17分で高さ27メートルの津波が押し寄せると想定されました。
その発表を受け、2022年7月には600人が収容できる津波避難タワー(避難階層の高さは地上から約 19m)が整備されるなど津波対策が進められる中で弊社が提供する蓄光式避難誘導標識 (焼付けタイプ)が正式採⽤されました。

◆東京都神津島村へ納入した蓄光式避難誘導標識の仕様ついて

神津島港における津波避難タワーは、津波が襲来した際の一時的な避難を目的として整備されたものです。避難対象者は、津波襲来までの時間に村落の高台に逃げることができない、岸壁にいる旅客船乗降客等の港湾利用者です。
地震による津波が発⽣した際に昼夜を問わず誰もが迅速に避難できるように、蓄光式の標識を設置しました。
また、手摺には幅25㎜の超高輝度蓄光テープ(Super α-FLASH)も設置されています。
・標識タイプ:高輝度蓄光式避難誘導標識(焼き付けタイプ)
・対応規格:JIS Z9098 屋外Ⅱ類
・標識サイズ:W400mm×H800mm / W200mm×H400mm / W197mm×H397mm
・ベース基材:厚み2.0mmのアルミ板(角10R加工)
・言語表示:日本語・英語の2か国語
・設置基数:5基
・発光色 イエローグリーン
・高耐候UVインクジェット印刷
・高耐候トップコート(落書き・貼り紙防止)を表面に塗布
*設置:クリヤマジャパン株式会社
*設置日:2024年1月11日

弊社の高輝度蓄光式避難誘導標識(焼き付けタイプ)は、屋外使用を目的として開発された極めて耐水性に優れた蓄光顔料を使用していることから、10年相当の屋外耐候性を有しています。
また、サイクル腐食(塩水噴霧/乾燥/湿潤に準ずる)試験(1,200時間)において、目立った変化がみられなかったことから、塩害が懸念される沿岸部での使用に適します。

高輝度蓄光式避難誘導標識(焼き付けタイプ)の事例一覧

青森県横浜町
沖縄県豊見城市
徳島県徳島市

◆港湾の事例一覧

八幡浜港フェリーターミナルビル
大磯港